皆様、本年は本当に多々自然災害が起き、改めて私達の住んでいる地球や自然の大切さに感謝しなければならないと痛切に思われた事でしょう。私達の住む地球、古代より、自然に感謝する、敬い、祈りを捧げる儀式が常日頃から行われていました。五穀豊穰、平穏無事、常日頃から、大地の恵みや、生きとし生けるものへの感謝を忘れてはならない気持ちは常日頃から、大切にしたいと改めて思いました。
今年は童謡が誕生して100年という記念すべき年を迎え、私の主宰する、市民団体 なごや歌声の会としても、4月に〜歌い継ごう!私達の童謡〜と童謡の歴史や童謡の成り立ちを語り合いながら、様々なアーティストをお呼びし、童謡を歌いながら、絵を描いたり、カルタ遊びなどをして、童謡漬けの二日間を過ごす事が出来ました。
そして一年を通して、新春 玉響コンサートは古の歌、舞の歌として東京でのコンサートを皮切りに、春は名古屋で甘い歌、恋の歌として、マリーアントワネットやポンパドール夫人のサロンの歴史を振り返りながらのトークあり、歌ありのコンサートを開催しました。夏のバースデーコンサートでは念願の夢が叶い、教会でのコンサートを白鳥をテーマに、鳥や動物、命の大切さや環境を考えたコンサートを開催しました。秋のリサイタルでは昨年に引き続き、日本の歌を箏の音色に乗せて、日本の名曲を歌う事が出来ました。そして、冬のクリスマスコンサートでは、愛と祈りのテーマで感謝のコンサートを開催することができました。何れも素晴らしい作品と共演者様、素晴らしきお客様に恵まれて、思い残す事なく、一年が過ぎ去りました。
その他にも名古屋市文化振興事業団様主催の東文化小劇場、健康歌声のステージは5年目という説目を迎え、第17回、第18回、第19回、第20回と開催し、20回の記念コンサートでは名古屋市長夫人、河村名帆子様を特別ゲストにお迎えし、市民の皆様と一緒に盛大なコンサートとなりました。
また、私共のなごや歌声の会では、毎月の健康歌声講座も通算、200回を越え、毎週の様に、市民の皆様と一緒に歌い続けており、シニアの皆様の元気の拠り所が歌であると確信している次第です。
昭和文化小劇場ではシニア歌声コンサートとして、開館から、2年の間に二カ月に一度の割合で、第11回の公演を終え、来年はリニューアルしまして、〜みんなで歌声〜と名前を変えて、より多くのお客様が参加していただける様に努めて参りたいと思っています。
毎回毎回、自分自身の持てる最大の工夫と努力で皆様の感動や歌声を引き出す事が、大切だと、歌の素晴らしさと共に無我夢中で1年間、頑張って参りました。此処には、いつも支えてくれる廻りの方々のご協力無くしては成し遂げられなかった事です。歌うことが最大の歓びであり、健康に繋がる事は言うまでもありません。歌を愛する気持ちで皆様の心に明るい光が差し込み、幸せを感じる時間を作りたいと願っています。
時代は不安や恐れの無い、愛と光で満たされる未来が今直ぐ其処にあります。
皆様が心から楽しむ瞬間と愛する歓びを分かち合う事が大切です。
皆様の幸せと健康を願いつつ、いつも支えて下さる皆様に感謝の気持ちで一杯です。また、日本の歌を来年も引き続き、歌って行きたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ソプラノさちあ